こんにちは。ゆうなです!
今回は「塩」についてまとめました。
この記事は7分で読めます。
- 20歳でパニック障害になったアラフォー・2児の母
- 2019年9月から藤川理論の栄養療法をスタート
- 3年で8割ほど改善。花粉症も改善していきたい
- 元 精神科ソーシャルワーカー
全体図の確認から
今回の塩についてはこの全体図には当てはまらない内容ですが、大事なテーマです。
4つの基本ステップ
藤川理論の栄養療法を私なりに わかりやすく まとめた4つのステップがこちらです。
今回のテーマ「食塩をやめ、天然塩に変える」は、ステップ1の<病気を予防する食事>のうちの一つです。
<病気を予防する食事(令和4年10月26日改訂)>
すべての慢性疾患は、「活性酸素」により「慢性炎症」を生じ、細胞が「酸化」「糖化」されることにより生じる。うつ病、アルツハイマー病、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、悪性腫瘍、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、アトピー、アレルギーなど。
予防するため、治すためには、以下の食事を心がける。
①十分量のタンパク質を摂取する
・われわれが持っている遺伝子(DNA)は、代謝酵素などのタンパク質の設計図。
・つまりDNAが設計図通り働くよう、タンパク質は十分量を摂取する必要がある。
・必要なタンパク質量は、プロテインスコア換算にて毎日体重と同じグラム数。つまり60kgの人なら60g / 日。
・植物性タンパクより、動物性タンパクの方が効率がよい。
・具体的には、ホエイプロテイン1日20g(60cc)×2回を飲み、卵3個+肉200gを目標に食べる。
・プロテインでお腹の調子が悪くなる人は、5g(15cc)×2回で開始する。
②糖質を減らす
・過剰な糖質は、細胞を「糖化」させる
・精製糖質(白米、小麦粉、砂糖)は減らす。
・具体的には、小麦、砂糖は極力控え、米も今までの半分に減らす。
・果糖を液体で摂ることは避ける。清涼飲料水、コーラ類、砂糖の入った缶コーヒー、市販の野菜ジュースや果物ジュースなど。
・果物の過量摂取は避ける。
③悪い脂質は避けて、良質の脂質を摂取する
・常温で保存できる一般的な植物油は「酸化」されやすいので避ける
・トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)は直ちにやめる。
・偽物が多いオリーブオイルには要注意。
・炒め物にはラード、バターを用いる。
・中鎖脂肪酸のMCTオイルを積極的に用いる
👉④食塩をやめ、天然塩に変える
・ナトリウム(Na)しか入っていない食塩は直ちにやめる。
・カリウム(K)、マグネシウム(Mg)の多い天然塩に変える。
・カリウム、マグネシウムが最も多いのは、「ぬちまーす」「雪塩」「宗谷の塩」。
リンク藤川徳美:親子ではじめる!天才ごはん(方丈社)p.69
結論:おすすめ天然塩は「ぬちまーす」「雪塩」「宗谷の塩」
↓調理にはクッキングボトルが便利です
↓こちらもクッキングボトルがあります。
オススメする理由は主に以下の4つです。
- 天然塩(自然塩)である
- 天然塩の中でも特にミネラル量が豊富
- マグネシウムの量が多い
- マグネシウムとカルシウムのバランスがよい
- カリウムが豊富で体内の余分なナトリウムを排出してくれる
藤川先生の2021年12月発行の『若さを保つ栄養メソッド』で
従来のATPセットにマグネシウムが加わり新ATPセットとしてアップデートされ、本でもマグネシウムの重要性がこのように書かれています。
マグネシウムは神経系、筋肉の収縮、健康な骨や歯の形成など重要な働きを担っており、体内の酵素反応に不可欠な存在です。
藤川徳美:『お金をかけないアンチエイジング!若さを保つ栄養メソッド』p.91
ミトコンドリアでATPをつくるためにも、タンパク質を合成するためにも、最重要ミネラルのひとつです。
ATPセットとは体のエネルギーを生み出すために必要な栄養素のことで、エネルギー産生(ATPをつくる)にマグネシウムは必要なのです。
体に悪い塩をやめよう
体に悪い塩というのは、ナトリウム以外のミネラルが取り除かれた精製された塩のことです。
「食塩」や「精製塩」などスーパーでよく見る おなじみの商品です。
「塩」は生活習慣病の元凶のようにいわれ、減塩を指導されますが、大事なのは やみくもな減塩ではなく、ナトリウムだけの精製塩をやめ、ミネラル豊富な天然塩に切り替えることです。
精製塩は塩味が際立って美味しですし安いんですけど、体にとっては悪いということになります🥲
料理にも使いやすい天然塩:粟国の塩
私は「ぬちまーす」「雪塩」「宗谷の塩」を4年以上使っていますが以下のような悩みもあります。
- 苦味が強く、スープにすると味がきつい
- 価格が高騰している
- パウダー状で扱いにくい
他の選択肢を探してたどり着いたのが「粟国の塩」でした。
上記の3つよりはミネラル量は下がりますが味はマイルドで、形状も食塩に近い顆粒タイプです。
天然塩、精製塩、再生加工塩の違い
【塩の分類図】
塩は原料によって「海水」「岩塩」「湖塩」に分かれます。
海水は、製法によって化学的な製法によらない「天然塩(自然塩)」
化学的な製法による「精製塩」「再生加工塩」に分類されます。
再生加工塩とは、一度塩になったもの(天日塩など)に にがりや海水などを添加してつくるもので、精製塩よりミネラル量が多いです。
ちなみに、藻塩は海水塩に海藻エキスを混ぜてつくる天然塩です。
天然塩の見分け方は
✅原料が「海水」のみであること
✅工程に「イオン膜」「溶解」「立釜」が使われていないこと
✅ミネラルが豊富であること
をチェックします。
【塩の比較表】
おすすめの天然塩4つと精製塩、再生加工塩の原材料や産地、ミネラル量を比較してみましょう。
天然塩と精製塩のミネラル量の違いは一目瞭然ですね。
再生加工塩は精製塩に比べてミネラル量が多いですが、天然塩と比べると食塩相当量は高いです。
まとめ
- 体によい塩をとり、悪い塩をやめよう
- おすすめは「ぬちまーす」「雪塩」「宗谷の塩」
- 味やコストを考えると「粟国の塩」もおすすめ
- ミネラルが豊富な天然塩がよい
- 塩化ナトリウムだけの精製塩はやめる
- 塩は原料で「海水」「岩塩」「湖塩」に分かれる
- 海水は製法によって「天然塩」「精製塩」「再生加工塩」に分かれる
- 天然塩は「海水」のみで「イオン膜」「溶解」「立釜」が使われていなくて、ミネラルが豊富
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