こんにちは。ゆうなです!
2月は友人の命日だったのでお墓参りに行ってこんなことを話してきました。
産後うつは治るし、自分で治せる!
それを多くのママさんに知ってほしいから私は発信し続けるね☆
- 20歳でパニック障害になったアラフォー・2児の母
- 2019年9月から藤川理論の栄養療法をスタート
- 3年で8割ほど改善。花粉症も改善中
- 元 精神科ソーシャルワーカー
産後うつとは?
日本産婦人科医会によると・・・
日本産婦人科医会のホームページに「産後うつ病について教えてください」のQ&Aが載っていたので引用します。
産後うつ病はおよそ10%の罹患率があり、気分の落ち込みや楽しみの喪失、自責感や自己評価の低下などを訴え、産後3か月以内に発症することが多いです。
マタニティブルーズが通常は1-2週間でおさまるのに対し、症状は2週間以上持続します。マタニティブルーズがあった女性は産後うつ病発症のリスクが高まると言われています。
発症の背景要因として、うつ病の既往の他、パートナーからのサポート不足など育児環境要因による影響も大きいとされています。妊娠中から不安やうつの問題がおこっている場合も少なくないため、妊娠中からケアを行う必要があります。
2019年現在、産後うつ病の早期発見と支援のため、産後の健診(産婦健康診査事業)によるEPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)を用いたスクリーニングが開始されております。EPDSでは診断することはできないので、うつ病の診断には精神科医の診断が必要となります。
自殺念慮がある場合、自責感が強い場合、家事や育児などが行えない場合などは精神科医の受診が必要です。そして治療には薬物療法だけでなく、パートナーをはじめとした家族や、医療スタッフ、地域の保健師などとの連携が重要となります。
日本産婦人科医会:https://www.jaog.or.jp/qa/confinement/jyosei200311/
私も第一子の出産後、急に涙が出てきたり、夕方に気分が落ち込んだり、帝王切開の術後が痛いのと母乳が全く出なかったことで「私には育てられない」と自己評価の低下などがありました。
2週間以上は続かなかったので産後うつ病には至らなかったものの、私もいつなってもおかしくないなと思いました。
女性は男性よりも うつ になるリスクが2〜3倍
藤川徳美先生が院長を務める ふじかわ心療内科クリニックの患者さんの8割が女性だそうです。
女性は男性よりもうつになるリスクが2〜3倍あり、その原因は生理と出産です。
生理は毎月20〜140mlの血を失います。出産は一度に300〜500mlの血を失います。
血の材料 = 鉄分とタンパク質がからっぽになるからうつになるんです。
『薬に頼らずうつを治す方法』の冒頭「ひと目でわかる!うつと栄養、どんな関係?」がイラストでとても分かりやすく解説されています。
こちらの本を私は、藤川理論を知らない方の入門書としてオススメしています。
エストロゲンの急激な減少➕鉄・タンパク不足=産後うつ
エストロゲン(卵胞ホルモン)は8〜9歳頃から、卵巣で分泌される女性らしい からだ作りを助けるホルモンで、閉経まで生理の周期ごとに分泌量の増減を繰り返します。
代謝アップや精神状態の安定化、肌の潤いやツヤを守るなどの作用があります。
女性をうつ病から守ってくれる働きがありますが、鉄・タンパク不足があればその効果も台無しになってしまい、いくらエストロゲンがあってもうつ病になります。
特に顕著なのが産後で、出産で一度に300〜500mlの血を失うからです。
(友人は亡くなる3週間前に「産後3か月経つのに出血がまだ続いている」と話していたのを今でも覚えています。相当な鉄不足に陥りホントにしんどかったと思います。)
産後は、女性の生涯において最もうつ病になりやすい時期です。
産後にエストロゲンが急に減少することと鉄・タンパク不足が重なる産後うつ病の症状は「激烈で悲惨」と藤川先生はブログで書かれています。
「正常な思考ができなくなり、子供を殺したり、無理心中したり等の悲しい事件を起こす原因となります。」とも。
病気や症状が「怖い」と思うかもしれませんが、藤川先生は改善例も治療法も紹介していますので、むやみに恐れなくていいですからね☆
藤川理論とは?
藤川理論は精神科医の藤川徳美先生が提案する栄養療法で、現代日本の食事事情に合わせた最善の実践方法だと私は思っています。
全体図はこうです!
体に必要な栄養素を増やす、悪いものを減らす、やめることで不調の改善、病気の回復、健康な体づくりができてきます。
藤川理論について詳しく知りたい方はこちらを参考にどうぞ🤗
明るい希望をもつ
私が藤川理論を信じる理由
私は以下の理由から藤川理論の効果を信じて人にもオススメしています。
- 自分が実践し、3年かかったけどパニック障害が改善している
- 姉や友人も5人以上実践し、効果が出ている
- 本のレビューで8割が感謝の言葉や改善報告を書いている
- 藤川先生がほぼ毎日投稿される改善症例が本物だと思える
あとは、元 精神科ソーシャルワーカーの勘ですね❗️
産後うつの予防
藤川理論の全体図で示しましたが、女性や産後 特に必要な栄養素はタンパク質・鉄で減らすものは糖質です。
タンパク質の摂り方についてはこちらでまとめています。
鉄の摂り方についてはこちらでまとめています。
産後うつの改善症例2例
夫から”境界性人格障害だ”と言われる鉄不足の女性、切れやすい娘も鉄不足
症例①:40代前半、女性
ー症状ー
H27年12月受診
- 急な怒りが抑えられない
- 気分が沈む
- 突然涙が出る
- 朝起きが悪い
- 動悸、息苦しさがある
- 些細なことで夫を責め立てるので、夫から”境界性人格障害だ”と言われている
ー治療内容ー
- ジェイゾロフトなどの抗うつ薬の処方
- 高タンパク / 低糖質の食事指導
- フェルム(鉄剤)+ Nowアイアン(鉄サプリ)36mg
ー経過ー
H28年1月
- かなり状態は改善し、夫とも冷静に話ができるようになった
- 境界性人格障害とは言われなくなった
H28年4月
- 血液検査 BUN11.7、フェリチン75
(フェリチンは血液中のヘモグロビンが減少した時に利用される貯蔵鉄) - すっかり普通にもどった
- 夫とも仲良くしている
- ジェイゾロフトなどは中止し、鉄剤のみ継続
H28年8月
- 10歳の娘が切れやすくて対処に困っている
- 広島市内の思春期外来の受診予約を入れたという
- カルテを作り、採血
- BUN12.0、フェリチン20
- やはり鉄不足
ー藤川先生の解説ー
鉄不足があれば、夫の些細な言動を許せなくなり、夫婦間の諍いが絶えなくなる
こういう人はとても多い
中には、”言葉、行動のすべてに腹が立つ””ぶち殺したくなる”など、過激なことを言われる人もいる
夫からすれば、どうしてそう言われるのか理解できず、境界性人格障害ではないかと考えるのも理解できる
それも、鉄不足が改善すればすべて解決してしまう
母親が鉄不足なら当然娘も鉄不足あり
高タンパク食+鉄剤で簡単に解決するはず
本を読んで産後の不調を自ら治した例
『すべての不調は自分で治せる』のAmazonカスタマーレビューから藤川先生が解説を加えてブログ記事にしている症例です。
藤川先生が診察したわけではなく本を読んで自分で改善されています。
症例②:30代女性
ー症状ー
- 30歳で1人目の子供を出産後、産後うつ状態に。
- 不安感
- パニック
- 不眠
- 疲れやすい
- 常にだるいetc…。
ー治療と経過ー
(妊娠中に貧血を指摘され処方された鉄剤を服薬していましたがなかなか数値は良くならず)
病院に通い抗うつ剤と睡眠導入剤を服用し、1年かけて何とか寛解。
しかし疲れやすく、身体が重だるく、イライラしやすい日々が続き生活や育児に支障のある毎日でした。
ー藤川理論スタートー
何とかしたいと思っている時に、藤川先生の著書に出会いました。
半信半疑でプロテインを飲み始めました。
(最初は胃がムカムカしたため5g×2回からスタート)
すると数日で身体の調子が良くなってきた実感があり、キレート鉄とATPセットを急いでiHerbで購入。
プロテインも20g×2〜3回飲めるようになりました。
(サプリは、夜にキレート鉄2〜3錠、B50×2、C1000×3、朝にE400×2、D3を5000IU、最近はNACやナイアシンも)
藤川理論を始める直前の健康診断では、BUNの値が11でした。(フェリチン値は不明ですがおそらくかなり不足していたかと)
振り返ってみると学生時代も疲れやすく、肉が嫌い、朝が弱かったので鉄タンパク不足だったのでしょうね。
E400とB50を増やし先生おすすめのマグネシウム&カルシウムを摂るようにしたら、産後特にひどかったPMSと生理痛がほぼ皆無になりました!!
月経時はロキソニンが手放せず、PMSは温活・ヨガ•プレフェミン•低容量ピルと何を試しても効果が無かったのに驚きです。
今は人生で一番元気といってもいいくらい、とても元気!
毎日の育児も元気にこなせていて、2人目も考えられるくらいの心身の余裕も出てきました。
夫や家族、仲の良い友人にも勧めています。
元気になった私を見て、夫も毎日プロテインを飲んでいます。
自分で不調が直せてしまうと、コロナ禍の騒ぎもバカバカしいとすら思えてしまいます…(笑)。
本当に人生が変わりました!
藤川先生ありがとうございます。
これからも続けます。
ー藤川先生の解説ー
産後うつ病は鉄タンパク不足が原因です。
妊娠中は胎児に全ての栄養を与えており、プロテインや鉄剤を飲んでいてもAlb、BUN、フェリチン値が低下します。
産後うつ病の治療は、プロテイン+高タンパク/低糖質食+鉄が最重要です。
B、C、E、MgでPMSが軽減します。
PMS、生理痛、過多月経の人には、C1000×6、E400×5をお勧めしています。
B、C、ナイアシンなどの水溶性ビタミンは3回に分けて服用。
A、D、Eなどの脂溶性ビタミンは1度にまとめて服用。
Eと鉄は8時間空けて服用。
産後うつの症例が載っている本
産後うつの症例が3例の他、産後のパニック障害、育休明けにうつ病になった症例の改善例などが紹介
産後うつの改善症例が4例紹介されています。
産後うつや出産後の不調の改善症例が3例紹介されています。
産後ではありませんが、2人の子育て中に発症した うつ病の改善症例が1例、マンガで紹介されています。
産後うつの症例はないのですが、産後に発症した過食症の改善症例が1例紹介されています。
まとめ
産後うつ病は、気分の落ち込みや楽しみの喪失、自責感や自己評価の低下などを訴え、産後3か月以内に発症することが多いものでおよそ10%の罹患率です。
女性は男性よりも2〜3倍 うつ になるリスクが高いのは生理と出産による鉄・タンパク不足があるからです。
女性を うつ から守ってくれる働きもあるエストロゲンが急激に減少し多量の出血をともなう産後は女性の生涯で最も うつ になりやすい時期です。
でも、藤川理論の栄養療法では、産後うつの予防や治療ができます。
私も産後にパニック障害が悪化したのですが、この栄養療法で改善しています。
症例にもあるように主にタンパク質と鉄を必要量とることで体は回復していきますので、自分で学んで食生活を見直していきましょう。
「産後うつは予防できるし、治癒もする」と分かれば不安も減りますよね❗️
多くの方に知ってほしいです。
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