こんにちは。ゆうなです!
今回は、ぜひ女性の方にはオススメしたい記事です。
めまいの治療をしたくて、近くの病院でフェリチンを測ってもらって26だったけど「フェリチン25以上は貧血ではない」と言われた
病院に行ったら「貧血を調べるのにフェリチンは測らない」と先生と言い合いになってしまった・・・話が通じない
私も7医療機関で8人の医師にフェリチン測定を依頼しましたが、話が通じる先生に出会うまで大変でした!
フェリチンを測定してもらうには、前提の知識と伝え方のコツがあると私は思ったので今回、記事にしてみました。
- 20歳でパニック障害になったアラフォー・2児の母
- 2019年9月から藤川理論の栄養療法をスタート
- 3年で8割ほど改善。花粉症も改善中
- 元 精神科ソーシャルワーカー
貧血とは?
貧血は、血液の赤血球に含まれるヘモグロビンが不足した状態を指します。
ヘモグロビンは赤血球の主成分(赤い色素)で、鉄を含む「ヘム」とたんぱく質である「グロビン」が結合したもの。肺で酸素を取り込んで、全身のすみずみまで運んでいます。
体内の鉄分が不足するとヘモグロビンの量が減り、全身に運べる酸素の量も少なくなります。
その結果、体の各組織や臓器が酸欠状態になって貧血の症状が現れるのです。
一般的な赤血球数とヘモグロビンの基準値は以下の通りで、基準値未満は貧血が疑われます。
【赤血球数(RBC)】
男性:430〜570(万個/μl)、女性:380〜500(万個/μl)
【ヘモグロビン(HGB)】
男性:13.0〜16.6(g/dl)、女性:11.4〜14.6(g/dl)
わかりやすい図解が市立御前崎総合病院のHPにあったので抜粋させていただきました。
酸素(人)を全身に運ぶ赤血球(車)の数が減っても、赤血球(車)のヘモグロビン(座席)が減っても貧血になるんですね!
鉄不足チェック
✅硬いものを噛みたくなる(氷や飴、爪など)
✅爪が割れやすい、柔らかい、横から見てアーチがない
✅髪の毛が抜けやすい
✅アザができやすい
✅冷え性
✅イライラしやすい
✅食が細い、肉、魚をあまり食べない
✅歯ぐきから出血しやすい
✅生理前に不調になる
✅出産経験がある
✅痔や胃潰瘍がある
✅疲れやすい、軽い運動で動悸・息切れがする
✅めまい、立ちくらみ、頭痛がよく起こる
✅が2〜3個👉軽度の鉄不足
✅が4〜5個👉鉄不足が進行中
✅が6個〜👉【危険】重度の鉄不足
貧血と潜在性鉄欠乏症の違い
図解で示したように、血液の中にあるヘモグロビンの数が減少することで酸素不足になり、酸欠になった状態が貧血でした。
女性のうつやパニック障害とみられる症状の多くは「鉄不足」が原因であると藤川先生が気づいたきっかけがフェリチン値を測り始めたことだそうです。
フェリチンは、鉄分を貯蔵しているタンパク質の量のことです。
ヘモグロビンが財布でフェリチンは貯金のようなもの。
財布の中身が減ると貯金でまかなうように、血液中のヘモグロビンが減少すれば鉄を貯蔵していたフェリチンを利用するのです。
ヘモグロビンが低値だと貧血ですが、貯蔵鉄であるフェリチンが低い状態を「潜在性鉄欠乏症」といいます。
潜在性鉄欠乏症=隠れ貧血を知ろう
この潜在性鉄欠乏症という症状は、うつと同じような症状が表れます。
藤川先生はご自身のクリニックでフェリチン測定と鉄不足の解消を図ったところ、うつやパニックの症状がすっかりなくなる方がとても多いそうです。
私も藤川理論実践でフェリチンが上がるごとにパニックの症状が緩和してきたことを実感しています。
しかし私や姉、友人も「貧血の症状があるのに血液検査では”貧血はない”」と言われてしまう医療の現状を踏まえると当事者が潜在性鉄欠乏症のことを知っておく必要があると思います。
基準値が低すぎる問題
フェリチンが低いことによって貧血や鉄不足の症状が出てくるのですが、このフェリチンの基準値が日本は低すぎる、と藤川先生は著書で述べています。
日本での基準値は男性で21〜282ng/ml、女性で5〜157ng/mlとされています。
検査機関によって若干違いはありますが私もあちこちの医療機関で調べて、概ねこのような基準値でした。
藤川先生の目標値は150で、フェリチン30以下は重度の鉄不足、10以下はかなり重篤な鉄不足と重度のタンパク不足としています。
私が最初にフェリチンを測定した時は22.2でしたが受診した内科医には「問題なし」と言われました。
でも私は心の中で「よしっ」とガッツポーズをしました✊
「パニックや不調の原因がわかったし、藤川理論を実践すればよくなるはず」と希望が見えたからです。
そこから7カ所の医療機関にかかりましたが、ほとんどの医師は「フェリチンは低くない」との認識でした。
潜在性鉄欠乏症の診断をしてもらえる医師はなかなかいないんだなぁと痛感しました。
フェリチン測定をすすめる理由
- 鉄の過不足を確認するため
- 鉄サプリを飲む判断、やめるタイミングを決めるため
- 炎症が起きていないか判断できる
フェリチン値を測定してもらえる医療機関と医師(全国版)
潜在性鉄欠乏症の診断、治療やフェリチンを測定したいなら、藤川先生がブログやフェイスブックで投稿されているのでこちらで紹介されている医療機関にかかるのが一番いいと私は思います。
フェリチン値を測ってもらえたときの頼み方
私が実際に依頼したときの伝え方、周りから聞いて参考になった伝え方を伝授します。
貧血(ヘモグロビン低値)があり、再検査をしたいのとついでにフェリチン値も測りたいんですが・・・
(二女のアレルギー検査の際)鉄不足も気になるのでフェリチン値を測りたいです。
母が潜在性鉄欠乏症だったので私もフェリチン値を測りたいです。
妊娠中に潜在性鉄欠乏症で鉄剤を飲んでいたので、しばらくぶりに測りたいです。
かかりつけ医でフェリチン値を測って鉄不足の治療をしてるんですが、その病院が遠方で頻繁に行けないので今回検査だけ受けたいです。
自費でもいいのでフェリチン値だけ測ってほしいです。
フェリチン値だけなら全額自費でも105点(2023年時点)なので1,050円です。
初診料や他の検査をすると、その分がかかりますが、金額が心配なら検査前に金額を確認するといいですよ😉
この前NHKで鉄不足の症状を見るのにフェリチン値を測るのをおすすめしてたので測りたいです。
栄養療法の講演会で伝授していただいた、こちらも有効のようです。
本当と方便も交えながら、チャレンジしてみましょう😄
一点注意なのが、これをするには、ある程度自分も貧血や潜在性鉄欠乏症のことを知らないとバレちゃいますのでここに書いてあるくらいの知識は学んで臨みましょう!
あと必要なのは「熱意」です。
一言頼んで「ダメ」と断られても食い下がる熱意は必要です。
まとめ
貧血は、赤血球に含まれるヘモグロビンが不足した状態で、酸素を全身のすみずみまで運んでいるヘモグロビンが減ることによって体の各組織や臓器が酸欠状態になり症状があらわれます。
血液中のヘモグロビンの不足はなく、鉄を貯蔵しているフェリチンが低い状態を潜在性鉄欠乏症(隠れ貧血)といい、うつやパニックと診断される一因になっているのです。
しかし、日本の医療の現状では、貧血の症状があってもフェリチンを測定してもらいにくかったり、測ってもらえたとしても基準値が低いために潜在性鉄欠乏症の診断や治療をしてもらえなかったりします。
なので、いつも藤川先生が言っているように「医師が病気を治すのではない、患者さんが自分で勉強して、自分で栄養を摂り治すのだ」=健康自主管理が大事になってきます。
検査ができて実際にフェリチンが低ければ、あとは実践あるのみで藤川理論を継続していけば不調の改善があるはずですよ!
参考文献
🔴 日本女性の鉄不足の深刻さがわかるデータが示されている
🔴 地球・生命にとって「鉄」の重要性がわかる
🔴 現代医療の問題点を的確に指摘されている
🔴 パニック障害、産後うつ、不登校・ひきこもり、統合失調症など28の改善症例が掲載
▲ 栄養素や化学、生物学の知識、用語が多いので初心者には拒否反応が強いかも
🔴 初級者向けの教科書のような本
🔴 単行本で文字も大きく読みやすい
🔴 医学の専門用語などが少なく一般人でも理解しやすい
🔴 藤川理論の基礎をしっかり学べる
🔴 うつ、パニック、ADHD、起立性調節障害など精神疾患14例の改善症例が載っている
▲ 文字を「少しでも読むのがつらい」という方には頭に入りにくいかも
鉄不足チェックはこちらから抜粋しました
🔴 雑誌のような感覚で読みやすい
🔴 写真やイラストが多くてわかりやすい
🔴 初心者にオススメ
▲ A4サイズで大きい
▲ ペーパーは品切れで購入できないことが多い
コメント