こんにちは。ゆうなです!
今回は私ではなく夫の体験をまとめました。
一つの参考事例として読んでいただければ幸いです。
本当は、写真なども撮って載せたいところですが、夫が嫌がるので文章だけで😓
- 20歳でパニック障害になった40代・2児の母
- 2019年9月から藤川理論の栄養療法をスタート
- 4年で8~9割ほど改善。花粉症も改善していきたい
- 元 精神科ソーシャルワーカー
尋常性乾癬とは
銀白色の鱗屑(皮膚の粉)をともない境界明瞭な盛り上がった紅斑と呼ばれる紅い発疹が全身に出ます(図1、図2)。
乾癬の患者さんの90%位がこの症状です(尋常性乾癬と呼ばれる最も多い病型です)。
個々の発疹の大きさ、数、形は様々で、発疹が癒合して大きな病変を作ることもあります。
できやすい部位は慢性の機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿伸側などです。
青壮年期に発症することが多く、発疹は多発しますが、通常、内臓を侵すことはありません。かゆみは約50%の患者さんにみられます。
爪の変形(図3)や関節炎(関節症性乾癬)を伴うこともあります。まれに発疹が全身におよぶこともあります(乾癬性紅皮症)(図4)。
その他の病型として、喉が痛んだ後(扁桃腺炎)に雨滴状の小さな乾癬皮疹ができる滴状乾癬、重症の汎発性膿疱性乾癬があります。
引用元:公益社団法人 日本皮膚科学会https://www.dermatol.or.jp/qa/qa14/q01.html
乾癬のはじまり
夫が20代後半の頃でした。
最初の頃は紅斑が襟足や背中にポツポツできはじめたように思います。
その頃の紅斑は蚊に刺されて腫れたような小さいもので、特に気にもしていませんでした。
発症から数年は小さかった紅斑が、どんどん広がっていき、鱗屑とよばれる皮膚の粉が目に見えて増え、手足の爪の変形も出てきました。
なかなか受診しない本人
最初は病気と思わず放置していましたが、さすがに症状がひどくなり、ネットで調べて乾癬であることは予想がつきましたが、すぐに受診とはなりませんでした。
結婚して一緒に暮らすようになると、夫のシャツの襟にフケのような粉がいつも付着しているのが気になるようになりました。
一番ひどかったときは、顔以外の全身に紅斑が広がっていたので毎日の掃除が、まぁ大変で・・・
皮膚の粉やカサブタの破片のようなものが、いたるところに落ちていているので、毎日カーペットをめくって掃除機をかけていました。
子どもが生まれてからは、布団も頻繁に掃除機をかけるようになり、隣人さんに「まぁ毎日よく掃除機をかけるねぇ」と言われてました(笑)
病院受診を勧めてもなかなか行こうとしなかったのは、かゆみや痛みがなく、顔や腕などには紅斑ができにくかったので、本人は私ほど困っていなかったのだと思います。
ようやく病院受診
私から しつこく病院受診を勧め、やっと皮膚科を受診することになりました。
最初は、数種類の塗り薬を処方され、数年続けたと記憶しています。
効果は乏しく、内服薬を服用するようになりましたが、その効果もあまり感じられず、奇形発生に影響を及ぼす可能性が副作用にあったので、短期間で中止しました。
親戚にも同じように乾癬で治療をしている人がいて、紹介された皮膚科に変えるなども試してみましたが、治ることはありませんでした。
栄養療法をはじめる
2020年に、私が実践している藤川理論の栄養療法を夫にも試してみることにしました。
皮膚疾患に効きそうな栄養素をプロテインやサプリで補い、糖質制限もできる範囲で取り入れてもらいました。
以前は、麺やパンなど糖質、特に小麦粉の摂取量が多く、外食では大盛りを頼むほどでしたが、量を半分くらいに減らし、朝はごはんに変えるなど、夫なりにできる範囲で糖質制限をしていました。
X(Twitter)にもこんな投稿をして2年近くは頑張っていました。
頑張って取り組んでいるときは、改善することもありますが、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。
断酒をはじめる
4カ月前、事情があって断酒をすることになりました。
乾癬のためでは全くなかったのですが、断酒をして2週間ほどで少し、紅斑が薄くなってきたのです。
一番ひどかった背中の紅斑は9割ほど消えました。
おでこや襟足、足も紅斑がずいぶん薄く小さくなりました。
乾癬悪化は飲酒が大きな要因だった
断酒をする前、飲み会など飲酒量が多かった翌日は、必ず乾癬が悪化していました。
わかりやすく、襟足の紅斑が赤く腫れ、鱗屑(皮膚の粉)が増えていました。
それが、断酒によって連続して飲まない日ができると、乾癬は改善していっているのです。
正直、治療や栄養療法以外で治ると思っていなかったので驚きで、同時に飲酒による体への負荷の大きさも再認識しました。
血液データも改善
断酒3カ月の頃にした人間ドックの血液検査でも、良い変化がありました。
γ-GPTは30〜120まであったのが16にまで減少。
- 肝臓への負担:アルコールは肝臓で分解される際に、肝細胞に負担をかけます。これにより、肝細胞が破壊され、γ-GTPが血液中に漏れ出します。
- 解毒作用の増加:アルコールの分解には肝臓の解毒作用が必要であり、この過程でγ-GTPが多く生成されます。
- 胆汁の流れの障害:アルコールが胆道に影響を与え、胆汁の流れが阻害されると、γ-GTPが血中に増加します。
中性脂肪は150〜200ほどあったのが、61にまで減少。
- 肝臓での中性脂肪合成の促進:大量のアルコールを摂取すると、肝臓でのアルコール代謝に伴って中性脂肪の合成が進み、必要以上に中性脂肪が作られてしまいます。
- エネルギー過剰:アルコールは高カロリーであり、体内で優先的に代謝されます。その結果、余剰エネルギーが中性脂肪として蓄積されます。
- 脂肪分解の抑制:アルコールは体内の脂肪分解を抑制するため、中性脂肪が蓄積しやすくなります。
- おつまみの影響:アルコールと一緒に摂取されるおつまみ、特に炭水化物や脂肪分の多い食品が中性脂肪の上昇に大きく寄与します。
- 内因性中性脂肪の放出:アルコール摂取により、一度肝臓に蓄えられた脂肪が再び血液中に放出されることで、中性脂肪値が上昇します。
その通知の変化と合わせて、体感的にもよくなり早起きが習慣になりコーヒータイムを楽しんでいます。
糖質制限を合わせると相乗効果?!
江部康二先生のブログに糖質制限食が尋常性乾癬に有効であることが書かれています。
尋常性乾癬は、一般には非常に難治性の皮膚疾患ですが、
スーパー糖質制限食で、改善することが多いです。
早ければ、1~2ヶ月で劇的に改善するケースもあります。
問題は、糖質を摂取すると再発するということです。引用元:ドクター江部の糖尿病徒然日記
記事にも書かれていましたが、乾癬はスーパー糖質制限食(1日の糖質量が20〜40g)でよくなっても糖尿病と違って合併症がないため、糖質摂取を再び始め再発することが多いようです。
夫の場合も、栄養療法前の糖質量よりは3分の2か半分ほどに減らせている糖質量ですが、100〜200gは摂っているので、糖質を減らすことで相乗効果が出てくることでしょう。
おすすめノンアルコール
20年超えの愛飲家だった夫が断酒をして出会った美味しいノンアルコールビールを最後にご紹介して終わります。
ブリューゼロ製法という特殊な製法で、濃厚なビールを醸造してから、アルコール分を完全に取り除いてアルコール分0.00%を実現しているそうです。
人工甘味料が使われているノンアルビールと比べて、変なクセがなく美味しいと言っています。
私も味見してみたら、ビールと間違うほど、味や香りが似ていました。
人工甘味料が使われていない分カロリーが高め、こだわりの製法のためか価格も高めではありますが、おいしいノンアルビールを探している方におすすめです!
1つの改善症例ですが、同じように乾癬で悩む方の参考になれば幸いです。
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