梅雨時期の「だるい、おもい、つらい」を藤川理論の栄養療法で解消しよう

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こんにちは。ゆうなです!

今回は、梅雨時期に体調が悪くなる原因と対策についてまとめました。

この記事は5分で読めます。

つゆ子
つゆ子

今年も来る〜
この暑さ、湿度!
もうそろそろ梅雨入りだね。

バテ子
バテ子

急激に暑くなったり肌寒くなったり、参るよね
年中気候が安定してたらいいのに・・・

ゆうな
ゆうな

ちょっと待って❗️
その気候変動による体調不良、原因と対策がありますよ🤗
即効性があるわけではないですが、ちゃんと取り組めば
2年くらいかけて気候変動に振り回されない体
になります。

この記事はこんな方にオススメ
  • 梅雨で体調が悪くなる
  • 体がだるい、おもい、つらいと感じる
  • 気候に振り回されず健康を維持したい
  • 藤川理論について知りたい

結論:気候変動による体調不良はタンパク質不足

藤川 徳美とくみ先生の著書『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』から引用します。

気候変動に弱い人は最重度のタンパク不足

梅雨時期になり湿度が高まると、女性の患者さんの多くは「体調がすぐれない」といわれます。気候の変動が起きると、毎日何人も同じような訴えで受診されます。

  • 夏バテして食欲が落ちる
  • 台風や低気圧で気圧が低くなると体調が悪くなる
  • 寒暖の変化が大きい時期には体がついていかない
  • 冬はとにかく苦手

当院でこのような訴えをなさるのは女性ばかりで、男性はほとんど いません。

気候変動によって体調がおかしくなるほとんどの方が、最重度のタンパク不足です。

タンパク不足により、ATP(アデノシン三リン酸・生きるためのエネルギー)が不足し、恒常性=ホメオスタシスが保てないことによって、気候変動に弱くなる、というわけです。

 タンパク不足の状態は、心理的ストレスに対しても極めて脆弱です。「会社で自分ばかりが目の敵にされて怒られている」「落ち込んで、いつまで経っても立ち直れない」という訴えをなさる方がとても多いのです。

 治療の第一選択はもちろんプロテイン。 プロテインを飲んでいる女性は夏バテ知らずになります。

藤川 徳美:医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる(方丈社)p.51

ATPとは

食べたものがエネルギーになる仕組みをエネルギー代謝といいます。

この代謝によって産生されるのが、ATPエーティーピーという分子です。

  • 体を動かす
  • 頭を使う
  • 呼吸する
  • 心臓を動かす
  • 食物を消化吸収する
  • 各種ホルモンを合成する

これらの生命活動にはATPが必要です。

ATP不足とは、すなわちエネルギー不足のことで、熱が産生されないため、体は冷えてきますし、エネルギーが少ないため、体はキビキビと動けなくなります。

ATPが十分量生産できていれば、体が本来の働きができて、健康といえます。

反対に、ATPが十分に生産できていなければ、体の働きもどこか滞り、健康ではなくなるのです。

ATPを産生するための4ステップ

ステップ1<病気を予防する食事>に取り組む

気候変動による体調不良もすべての慢性疾患の原因と対策も基本は同じです。

藤川先生のクリニックで初診患者さんへの配布資料を引用させていただきます。

<病気を予防する食事(令和4年10月26日改訂)>

すべての慢性疾患は、「活性酸素」により「慢性炎症」を生じ、細胞が「酸化」「糖化」されることにより生じる。うつ病、アルツハイマー病、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、悪性腫瘍、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、アトピー、アレルギーなど。

予防するため、治すためには、以下の食事を心がける。

①十分量のタンパク質を摂取する

・われわれが持っている遺伝子(DNA)は、代謝酵素などのタンパク質の設計図。

・つまりDNAが設計図通り働くよう、タンパク質は十分量を摂取する必要がある。

・必要なタンパク質量は、プロテインスコア換算にて毎日体重と同じグラム数。つまり60kgの人なら60g / 日。

・植物性タンパクより、動物性タンパクの方が効率がよい。

・具体的には、ホエイプロテイン1日20g(60cc)×2回を飲み、卵3個+肉200gを目標に食べる。

・プロテインでお腹の調子が悪くなる人は、5g(15cc)×2回で開始する。

②糖質を減らす

・過剰な糖質は、細胞を「糖化」させる

・精製糖質(白米、小麦粉、砂糖)は減らす。

・具体的には、小麦、砂糖は極力控え、米も今までの半分に減らす。

・果糖を液体で摂ることは避ける。清涼飲料水、コーラ類、砂糖の入った缶コーヒー、市販の野菜ジュースや果物ジュースなど。

・果物の過量摂取は避ける。

③悪い脂質は避けて、良質の脂質を摂取する

・常温で保存できる一般的な植物油は「酸化」されやすいので避ける

・トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)は直ちにやめる。

・偽物が多いオリーブオイルには要注意。

・炒め物にはラード、バターを用いる。

・中鎖脂肪酸のMCTオイルを積極的に用いる

④食塩をやめ、天然塩に変える

・ナトリウム(Na)しか入っていない食塩は直ちにやめる。

・カリウム(K)、マグネシウム(Mg)の多い天然塩に変える。

・カリウム、マグネシウムが最も多いのは、「ぬちまーす」「雪塩」「宗谷の塩」。

藤川徳美:親子ではじめる!天才ごはん(方丈社)p.69

特に重要なプロテイン

プロテインの規定量は男女ともに1日20g(60cc)✖️2回(朝・夕)です。

注意すべきは、動物性のホエイプロテインを選ぶことです。

「プロテインを飲むとムカムカする」など規定量が飲めない方は、タンパク質不足です。

胃や腸の消化器や消化酵素はタンパク質からつくられているので、タンパク質不足によって本来の胃腸が健康に働きません。

ですので、プロテインの量を1日5g(15cc)や2g(6cc)× 数回から はじめ数カ月単位で規定量が飲めるように増やしていきます。

少量のプロテインでも飲めない方は、一度プロテインをやめ、卵や肉を増やす、ボーンブロス(骨からとった出汁)スープを取り入れるなど、胃腸の機能が整うのを待ちましょう。

しばらくしたらプロテインを再開し、お腹の調子が悪くならない量で1日2回飲みはじめます。

お腹の調子が悪くなるとは、以下のような症状です。

  1. ムカムカする
  2. お腹を下す
  3. 満腹になり食事が摂取できない

ステップ1について深掘りしたいなら・・・

タンパク質を増やして糖質を減らしビタミン・ミネラルを摂ることでATPが産生され、不調や疾患も改善してきます。

  • タンパク質がなぜ大切なのか
  • プロテインの必要量は?
  • 糖質の過剰摂取がなぜいけないのか
  • よい脂質の選び方
  • よい塩の選び方

など詳細をまとめていますので過去の記事も参考にどうぞ🤗

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ステップ2:鉄の摂取をはじめる

食事の改善とプロテインが規定量飲めていれば鉄のサプリをはじめます。

血液検査ができれば、フェリチン(貯蔵鉄)を測定し、100以下の方は鉄のサプリや病院での鉄の処方薬を摂取することオススメします。

鉄は成長期の子ども生理で毎月、鉄タンパクを失う女性には必要不可欠なミネラルです。

1日の摂取目安量

約100mg

含有量が多く、吸収も良いNow Foods(ナウフーズ)のキレート鉄がオススメ

こちらの記事で鉄の役割や種類、オススメの食材、サプリの飲み方など詳しくご紹介しています。

ステップ3:マグネシウムの摂取をはじめる

マグネシウムは神経系、筋肉の収縮、健康な骨や歯の形成など重要な働きを担っており、体内の酵素反応に不可欠な存在です。

ミトコンドリアでATPをつくるためにも、タンパク質を合成するためにも、最重要ミネラルのひとつです。

精神的なストレスにより、体内からどんどん奪われていくので、ストレスを感じやすいと言われている現代は、マグネシウム不足を招きやすい環境でもあります。

1日の摂取目安量

400mg〜800mg

100mg✖️2錠を2回

お腹がゆるくなれば100mg✖️1回に減量

お腹がゆるくなければ100mg✖️4回に増量

ステップ4:ビタミンB、C、Eの摂取をはじめる

・ビタミンB:Bー50コンプレックス、必要量は100〜300mg

・ビタミンC:C1000、必要量は3000mg〜9000mg

・ビタミンE:E400(d-α-トコフェロール含有)、必要量は400〜800 I U
※ I Uは国際単位(International Unit)の略

新ATPセット飲み方の参考例・1日摂取量

鉄・マグネシウム・ビタミンB、C 、Eを合わせて新ATPセットと藤川先生は名づけています。

昼    
Nowアイアン36mg
(キレート鉄)3錠
マグネシウム100mg✖️2錠
100mg✖️2錠
ビタミンBBー50コンプレックス
2錠

Bー50コンプレックス
2錠
ビタミンCC1000
3錠
C1000
3錠
C1000
3錠
ビタミンEE400
(d-α-トコフェロール含有)1錠

まとめ

  • 気候変動による体調不良はタンパク質不足
  • タンパク質不足がATP不足につながり体の動きが滞り、不調になる
  • ATPを増やすための対策をする
  • ステップ1<病気を予防する食事>の実践
  • 特にプロテイン摂取が重要
  • ステップ2:鉄を摂取する
  • ステップ3:マグネシウムを摂取する
  • ステップ4:ビタミンB 、C、 Eを摂取する
ゆうな
ゆうな

気候変動により不調になる方は、長年のタンパク質不足だと思います。
ですので、栄養療法ですぐに元気になるというよりは
2年3年かけてゆっくり改善していくと思っていてください。
私もそれくらい時間はかかりましたので❗️

おすすめ本

藤川先生の本で入門編のわかりやすい本をオススメします。

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藤川先生の本 全11冊の紹介もしていますので、参考にどうぞ🤗

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